2009年12月4日(土)

◆2010年 慰霊祭

慰霊碑建立15年目、記念誌発行

11月3日(水)

岩倉公園(吉備中央町)

参加者数 106名
遺族 18家族 43名
会員 24家族 60名
倉敷中央病院小児科  医師2名・秘書1名 

今年は、慰霊碑を建立してから、15年目を迎えました。
これを記念し、「記念誌」を発行しました。
皆の思いの詰まった、素晴らしい冊子です。

守る会岡山県支部は、昭和49年6月に発足しました。
医学の進歩に間に合わず、多くの子どもたちが親の願いも虚しく天国に旅立っていた時代です。
支部の発足から10年後、昭和59年11月23日に、初めての慰霊祭をとりおこないました。

その前年より、岡山県支部では、「慰霊碑を建立しよう」と、願いを込め、積み立てを始めました。
そして、平成7年5月28日、岡山県御津郡賀茂川町(現、吉備中央町)の岩倉公園内に、立派な慰霊碑を建立することが出来たのです。

この慰霊碑の中には、銀色のプレートを大切におさめてあります。
プレートには、立派に心臓病と闘い、天国に旅立った方々のお名前が刻まれています。
毎年、慰霊祭には、このプレートを碑の中から取り出し、皆でお参りします。
太陽の光の下、銀色のプレートはキラキラととても美しく輝きます。


今年は、3名の方の名前を記銘し、合計70名となりました。
自然豊かな木々が、赤や黄色に色づく静かな秋の公園で、慰霊祭は行われます。
毎年、この11月3日は晴天に恵まれ、天国に旅立った子どもたちが見守ってくれているような、穏やかな気候となります。
今年も、2家族のご遺族の方々が、それぞれの思いを、皆の前で語ってくださいました。
立派に心臓病と闘った子どもたちの姿を、話を聞く皆が胸の中に思い浮かべました。
もっと生きたかっただろう子どもたちの思い、残されたご家族の気持ちを思うと、医療の進歩を願うばかりです。

共に闘病生活を送った仲間との再会には、話に花が咲きます。
昼からのバーベキューでは、皆、お腹も心も一杯にし、また来年の再会を約束しました。



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