2009年11月30日(月)

◆2009年 慰霊祭

11月3日(火)

岩倉公園(吉備中央町)

参加者数 102名
遺族 15家族 51名
会員 22家族 51名

今年は、新型インフルエンザの心配がありましたが、102名もの参加者で、お参りすることができました。

岡山で手術や治療を頑張り、天に召された方々、子どもたちを思い、建てられた慰霊碑です。
今年は、1名の方の名前を記銘し、合計67名となりました。

今年、天国へ旅立った可愛い天使は、小さな小さな命を、最後まで力強く生き抜きました。
遠く県外で暮らす、お母さんのお腹の中にいる時、重い心臓病が見つかりました。
生まれる前から、お母さんと一緒に岡山の病院へ入院です。
生まれてからは、小さな小さな体で、大きな大きな手術を受けました。
ご両親の深い愛情に包まれ、精一杯病気と闘いました。
しかし、生まれてから、1度もお家に帰ることはできず、お家から遠く離れた岡山の病院で、小さな天使となり、天国へと旅立ちました。
岡山で産まれ、岡山で頑張り、岡山から旅立った小さな天使。
「岡山で生きた証を残したい」というご両親のご希望で、今年、お子さんのお名前を慰霊碑に記銘することとなりました。

年に一回、遠く県外から、この慰霊祭だけ参加して下さる遺族のご家族もあります。
何度も何度も治療のため岡山に通った道。
今年もその道を通り、我が子への思いを抱え、慰霊碑の前で、皆と思い出を話します。

今年は、去年旅立ったお子さんに向け、ご家族の方が、思い出を語って下さいました。
皆、優しい思い出に、涙を流し、話に聞き入ります。
話の最中、急に風が吹きました。
天国に旅立った子どもたちが「みんな来ているよ」と知らせてくれたのでしょう。

数年前にご家族を天国へ見送り、悲しみを乗り越え、やっとこの慰霊祭に参加できたという遺族のご家族もあります。
残された家族の思いは、誰にもわからないものです。
しかし、泣いてばかりでは、天国に旅立った子どもたちが心配してしまします。
天国に旅立った子ども達も、残された家族も、1人きりではありません。
天国での子どもたちは、お友達と一緒に、息切れもせず、笑顔で思いっきりはしゃいでいることでしょう。
残された私たちにも、こうやって集まり、思いを語れる、たくさんの仲間がいます。
天国に旅立った立派な天使達に恥じないよう、私達も、笑顔で生きていくことを誓いました。

天国の仲間に黙祷を捧げます。  午後からは、青空の下、思い出を語りながら、楽しくバーベキューです。きっと、天国の子どもたちも降りてきて、一緒に楽しんでくれていることでしょう。



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